約四百年の伝統を誇る「肥後象嵌」は地鉄にタガネで細かく溝を刻みその溝に型抜きした純金や金線を打ち込んで 細工する象嵌技法です。
江戸時代には、刀の鍔、小柄など刀装金具類に施され武士のダンディズムの象徴として愛用されていました。
重厚で雅味ある技法は「肥後象嵌」と呼ばれ時を超え、代々継承され多くの名品、名工を輩出しています。


 
  1.布目切り
地鉄にタガネで1本1本細かく刻み、縦横方向を変えてやすり城の布目を切り帯状に加工し丸めます。
  2.鑞付け
丸めた地鉄を高度な技術にて鑞付けし、円筒状に仕上げます。
  3.象嵌(配置)
純金板から型抜きした花びら、葉、つぼみ等を絵柄に合わせ配置し、細工に最適な鹿の角で打ち込みます。
  4.象嵌(打ち込み)
線は、金線を曲げながら打ち込む繊細な作業です。円柱状の局面への象嵌は特に熟練した技巧が必要です。
  5.赤サビ出し
象嵌された地鉄をムラなくサビさせます。サビ液を塗り、火であぶる、これを2日にかけて3回繰り返し十分に赤サビを出します。地鉄の美しさを生かすための、肥後象嵌独特の技法です。
  6.お茶炊き
お茶を煮立て、赤サビの出た地鉄を入れた器の中に素早く注ぎ、17分ほど煮立てます。お茶のタンニンがサビを止め黒変させ、肥後象嵌独特の重厚な黒の地鉄に仕上がります。
  7.磨き
象嵌のくもりを磨いて綺麗にし、油を煮立てた中に3分ほどつけ、拭き上げます。黒い鉄の部分は磨き棒が当たると白化し傷になるため、熟練した技巧が必要な繊細な作業です。
  8.すじ打ち
最後の仕上げとして、象嵌に装飾を施します。花や葉、花弁などをすじ打ちするという極めて繊細な手先の技術が必要です、熟達の職人技が惜しみなく注がれています。
  9.完成
塗料などいっさい使用しない自然のままの素材、赤サビから生まれた地鉄の美しい黒と純金の華麗な装飾、肥後象嵌独特の技法の完成です。
 

#96 公孫樹(イチョウ)[桐箱入]
品番・JAN/2713960・4977114-209710
21,000円(税込) 
#95 (サクラ)[桐箱入]
品番・JAN/2713950・4977114-209703
21,000円(税込)
■MWB-20000Z 21,000円(本体価格20,000円)
■複合筆記具   プラチナ萬年筆社製 シャープ+ボールペン(2色=黒・赤)
■シャープペンシル0.5mm   右回転繰り出し、ノック(キャップスライド)式
■ボールペン   左回転繰り出し式
■替芯   BSP-100S(#1・黒、#2・赤)0.7mm油性染料インク
■製品使用   24K肥後象嵌リング仕上げ
■寸法   全長143×最大径13.0mm 標準重量31.2g